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茨城県立竹園高等学校のＳＤＧｓカルタ（英語版）寄贈の取組みをご紹介します。

2021年3月18日（木）、つくば市の森田充教育長に「ＳＤＧｓカルタ（英語版）」を寄贈致しました。つくば市内の全ての小学校に配付していただく予定です。

※現在竹園高校では「SDGsカルタ」の一般販売・頒布等は行っておりません。
　今後「SDGsカルタ」を皆さまに広く活用いただくため、ただいま茨城県と検討を行っているところです。
　活用方法が決まり次第、皆さまに周知させていただきますので、しばらくお待ちください。

【ＳＤＧｓカルタ（英語版）解説書より】

新型コロナウイルス感染拡大による一斉休校という未曾有の事態で始まった2020年度は、ＳＤＧｓの視点から「私たち高校生が発信するアクションプラン」として、「ＳＤＧｓカルタ（英語版）」制作に取り組みました。ＪＩＣＡ筑波主催の「高校生国際協力実体験プログラム」に参加した生徒を中心に考案した、2008年制作の「環境かるた」に続く新しいチャレンジです。小学５・６年生の英語学習にも活用できるよう、ＳＤＧｓの17のゴールの理解につながる英文を考え、ＡからＺまでの26枚の絵札も、一つ一つ熱いメッセージを込めて丁寧に描き上げました。

「ＳＤＧｓカルタ」を楽しみながら、ＳＤＧｓが策定された世界の諸問題に興味関心を抱いてもらいたいと思います。そして、国際科学都市つくばに至るまでの歴史と文化、筑波山地域の豊かな自然の営みを学びましょう。未来を生きる私たちが一緒に手を取り合いながら世界を見つめ、かけがえのない美しい地球を守り続ける力につなげることが、私たちに与えられた使命だと考えます。

茨城県立竹園高校ＳＤＧｓカルタ制作委員会

ＳＤＧｓカルタ制作について

ＳＤＧｓ未来都市に選定されたつくば市に立地する竹園高校は、令和２年度「県立高校等チャレンジ・プロジェクト」の重点校として、「ＳＤＧｓカルタ(英語版）」の制作に取り組みました。本校では、総合的な探究の時間「探Ｑ基礎」において、つくば市持続可能都市戦略室をはじめ、ＪＩＣＡ筑波や筑波山地域ジオパーク推進協議会など、ＳＤＧｓを理解するためのクロスカリキュラム授業を実施しています。2019年度ＪＩＣＡ筑波主催の「高校生国際協力実体験プログラム」に参加した２年生を中心に「ＳＤＧｓカルタ制作委員会」を構成し、何度も議論を重ねながら制作活動を続けてきました。

平成20（2008）年に本校の保健委員会環境班によって制作された「環境かるた」に続くものとして制作された「ＳＤＧｓカルタ（英語版）」は、小学５・６年生の英語の学習に活用できるよう、ＳＤＧｓの17のゴールの理解につながる英文でカルタを作成しました。Ａ～Ｚまでの26枚の読み札となる英文を考え、その英文をもとに美術の時間で絵札を描いて仕上げました。そして2020年度のＪＩＣＡプログラムに参加した１年生が解説書を作成し、「つくば」の地域性を盛り込んだ「ＳＤＧｓカルタ（英語版）」が完成しました。

地域と連携したＳＤＧｓ学習から竹高生のアクションプランへ

竹園高校では1学年の「総合的な探究の時間」の目標として、ＳＤＧｓに対する理解に重点をおいています。また、つくば市、ＪＩＣＡ筑波、ＪＡＸＡより講師の方をお招きして、ＳＤＧｓの理解を深める授業を実施しています。ＳＤＧｓ未来都市に制定されたつくば市の小学生に向けて、「英語の学習にもつながるＳＤＧｓのカルタを作成しよう！」という試みに挑戦しました。「高校生だからこそできること」のアクションプランです。まずは、小学生にＳＤＧｓの１７のゴールを知ってもらうこと、遊び感覚で楽しくＳＤＧｓを理解すること、ＳＤＧｓを「ジブンゴト」として、持続可能な社会の実現のために一人一人が自分にできることを考えてもらうこと、これらを目標として「小学生向けのＳＤＧｓカルタ（英語版）」をイメージして作成に取り組みました。

ＳＤＧｓカルタで地域とのつながりを

ＳＤＧｓカルタは、2008年に「環境かるた」の制作をご指導なさった竹園高校旧職員の田上先生や、つくば市内の小学校教諭としてご勤務されている本校の卒業生にも、カルタの作成にあたり多くのご助言とご指導をいただきました。

2020年は新型コロナウイルスの影響で、文化祭やスタディツアーをはじめ、多くの行事が中止となりました。また、ボランティア活動等も大きく制限され、地域の方々との交流の機会も激減しました。このような年だからこそ、カルタを制作して小中学生にＳＤＧｓのメッセージを伝えたいという思いが強くなったように思います。コロナ禍が収束した後には、ＳＤＧｓ未来都市つくばの高校生として、ＳＤＧｓカルタを通して小中学生との交流を深めていこうと考えています。

• 2021年3月18日
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