【告知】つくば常民大学５月（第32回）5/16

個人会員の佐野賢治さんから、つくば常民大学５月(第32回)開催のお知らせがありましたので、ご紹介いたします。

つくば常民大学５月(第32回)「西アジア考古学への招待―現代文明の基層を理解するために」

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常木　晃氏（筑波大学名誉教授）
講師コメント
現代世界は、中東（西アジア）社会に対して多くの偏見に満ちあふれています。
今現在も進行中のガザでの絶望的な状況を見るまでもなく、紛争の多発地、不法移民の原郷、不可解なイスラーム教、テロリズムの温床など否定的なイメージで語られますが、考古学者はこうした認識がフェアーでないと理解しています。
なぜなら、西アジアは、アフリカで誕生したホモ・サピエンスが出アフリカをして世界に拡散した出発地であり、農耕社会や都市社会を世界で始めて成立させ、文字や冶金術を発明、世界宗教となったキリスト教やイスラーム教の開教の地でもあり、西アジアこそ物質・精神の両面にわたり現代文明の基層を用意した地域であるからです。
私は半世紀近く西アジアのイラン、シリア、イラクで考古学調査に従事し、また、紛争下の混乱の中で文化財保護についても模索してきました。その成果と文化財保存活動の現況について話します。

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